著者
梅垣 佑介 梅垣 佑介 尾崎 奈央 黄 馨卉 植田 恵未 岩垣 千早 松岡 祐里
出版者
奈良女子大学臨床心理相談センター
雑誌
奈良女子大学心理臨床研究
巻号頁・発行日
no.6, pp.25-29, 2019-03-31

奈良女子大学心理臨床研究 第6号 第1部 研究論文認知行動療法における「心理療法の共通要因」の重要性と役割について理解するため、Beck, A (1979)によるマニュアルの翻訳書を購読し、共通要因について書かれた内容を検討した。共通要因についての記述は多く、特に作業同盟の重要性といった内容が認知的な変容技法に先立って記述されていることや、精神力動的アプローチやクライエント中心療法からも学ぶべき旨が記述されていることがわかった。認知行動療法の変容のメカニズムの解明や、共通要因と技術要因のバランスといった課題を実証的に明らかにしていくことが重要と考えられた。

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こんな論文どうですか? うつ病の認知行動療法における「心理療法の共通要因」:Beckのマニュアルの検討(梅垣 佑介ほか),2019 https://t.co/S6aLxFHBOu 奈良女子大学心理臨床研究 第6号 第1部 研究論文認知行動療法におけ…

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