著者
桃木 弘三訳
出版者
The Japan Society for Analytical Chemistry
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.270-274, 1964

最近の工業分析においてめざましい役割を果しつつあるケイ光X線分析法を開拓し今日の隆盛を築いた一人者として世界的に著名なL.S.Birks氏は,去る昭和38年11月12日午後3時より日本化学会講堂において約90分にわたり本講演を行なった.<BR>この講演は本会X線工業分析法研究懇談会が同じ12,13の両日同所で主催した第1回X線工業分析討論会の記念招待講演であったが,同氏の来日は応用物理学会,日本分光学会および本会の共同招待となり,同氏滞日中の本講演と東京(11月14日)および大阪(11月18日)におけるX線マイクロアナライザーに関する特別講演はいずれも上記3学会に日本化学会を加えた4学会の共催として開催され,別に仙台および名古屋においても各支部共主催の講演会が催されて,各地で多大の感銘を与えた.<BR>ここに本講演の要旨を抄訳して,Birks氏,高橋武雄招待委員長をはじめ同氏の来日滞在に尽力された関係の諸氏,協力を惜しまれなかったメーカー・商社・会社の方方ならびに広く会員諸氏に捧げたい.なお本講演の全訳は,上記討論会の講演集として刊行を進めている"X線工業分析第2集"(化学の領域増刊号)に,X線マイクロアナライザーの東京講演(11月14日)は"分光研究"(杉本訳)に,また大阪講演(11月18日)は上記講演集(市川訳)にそれぞれ掲載される予定である.

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