著者
竹内 義夫
出版者
Japan Audiological Society
雑誌
AUDIOLOGY JAPAN (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.177-186, 1991
被引用文献数
2

語音聴力検査用語表の検査語のレベルはVUメータによって測定および統制されている現行の方法の歴史的経緯を述べ, 現在までに公開された語音聴取域値検査用数字語表の録音について数字音声のレベルの比較計測を行った。 57および57-S語表に関しては語音聴取域値の正常値を測定し, 57-S語表の語音のレベルの基準値が14dB SPLである根拠を明らかにした。 最近CD化された語表が瞬時値指示器によってレベルの計測と統制を行ったことに由来する問題点を指摘し, CDの数字音声のレベルをVUメータおよびピークメータで測定した結果から約5dBの補正が必要なことを示した。 今後語音のレベルに関する曖昧さを排除するため, オージオメータのJIS規格の中に規定を新たに設けるべきであることを提言した。

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