著者
杉下 守弘
出版者
The Japanese Society of Child Neurology
雑誌
脳と発達 (ISSN:18847668)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.111-118, 2002

脳と心の関連については, 次のような3種の研究が行われている. 1. 特殊能力 (例. 絶対音感) や障害 (例. 読字障害) が脳の形態と関係があるかどうかを解明する研究, 2. 特定の高次脳機能障害が脳のどの部分の損傷で生ずるかを解明する研究, 3. 機能的磁気共鳴画像法 (機能的MRI) と陽電子放射断層撮影法 (PET) を使用し, 生きている人間の脳のどの部分が認知機能を司っているかを特定する研究. 特に, 機能的MRIは非侵襲性であるので, 他と比較できないほどの重要性をもった技法である. 機能的MRIの基本的な側面について解説した. 臨床応用に関する最近の機能的MRIデータが概観されている. これら3種の研究をいろいろな問題に用いることによって脳と心の関連が明らかにされるであろう.

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こんな論文どうですか? 機能的MRIの臨床応用の展望(杉下 守弘),2002 https://t.co/gbodrfxR0M 脳と心の関連については, 次のような3種の研究が行われている. 1. 特殊能力 (例…
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