著者
滝本 雅祥 舟川 隆義
出版者
The Chemical Society of Japan
雑誌
工業化学雑誌 (ISSN:00232734)
巻号頁・発行日
vol.66, no.6, pp.804-809, 1963
被引用文献数
1

メラミンから脱アンモニア縮合によりメラム, メレム, メロンが, また逆にこれらの化合物から付加アンモニア反応によりメラミンが生成されるが, その条件や機構を知るためこれらの化合物およびそのおのおのとメラミンとの混合物について前報同様示差熱分析と加熱生成物の組成分析を行なった。そして,これらの反応について明らかにすることができたが,特にメラムの脱アンモニア縮合がメレムを経ずに直接にメロンになり易いこと,メラミンにメラム,メレム,メロンを混合するとメラミンの脱アンモニア分解が促進されしかも混合されたものと同じ縮合物が多く生成すること,これらの付加アンモニア反応はメラムが最も容易に行なわれ(約315℃),メレムはシアメルリル環がトリアジン環になる変化をともなうために非常に遅いことなどを知った。

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こんな論文どうですか? 常圧およびアンモニア加圧下におけるメラム,メレム,メロンの加熱変化(滝本 雅祥ほか),1963 https://t.co/dbXmPGlnBh メラミンから脱アンモニア縮合によりメラム, メレム, メロンが, また逆にこれら…
こんな論文どうですか? 常圧およびアンモニア加圧下におけるメラム,メレム,メロンの加熱変化(滝本 雅祥ほか),1963 https://t.co/dbXmPGlnBh メラミンから脱アンモニア縮合によりメラム, メレム, メロンが, また逆にこれら…

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