著者
荒川 高晶
出版者
社団法人 日本化学会
雑誌
工業化学雑誌 (ISSN:00232734)
巻号頁・発行日
vol.70, no.10, pp.1742-1746, 1967
被引用文献数
4

一般式R<SUP>2</SUP>CrClで表わされるジアルキルクロムクロリドをテトラヒドロフランを溶媒とし, 無水三塩化クロムとアルキルマグネシウムハライドの反応により合成した。このジアルキルクロムクロリドは,普通テトラヒドロフランを配位した熱に不安定な緑褐色結晶で,常温以上の温度でクロムに結合しているアルキル基と同じ炭素数のアルカン,アルケンおよびその二量体,三量体等を生成しながら分解する。また,常温以下の温度で,ハロゲン化アルミニウム,有機ハロゲン化アルミニウムのようなルイス酸との二成分系で,エチレンを接触的に重合させ,分子量20万ないし100万程度の高密度ポリエチレンを生成する。

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こんな論文どうですか? ジアルキルクロムクロリドの合成とその接触作用(荒川 高晶),1967 https://t.co/OFH8a9EcrH
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