著者
上村 克郎
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリートジャーナル (ISSN:00233544)
巻号頁・発行日
vol.9, no.7, pp.73-78, 1971

人工軽量骨材は市場に出てすでに8カ年を経過し,最近2~3年間の生産量は急上昇である。昭和45年度はメーカ7社の合計で生産量は約120万m<SUP>3</SUP>に及んでいる。したがって,数年前までは新材料,新工法のテーマの-つとして取り上げられ,調査,研究やシンポジウム,講習会の格好の対象となっていたが,そろそろ建設界一般に浸透してきた状態になったので,ここらで問題点を整理してみることも意義があることと思われる。日本建築学会関東支部主催「人工軽量骨材に望むもの」シンポジウム(昭46.1.21)の声も参考しながら筆者の気の付いた問題点について若干触れることにする。独りよがりの空論もあるかも知れないがお許しいただきたい。

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