著者
李 昭賢
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.57, pp.P23-P23, 2010

台湾の気候条件は、高温多湿で台風や地震が多い。また、都市部への人口集中が著しいためにRC造の高層住宅が8割を占め、建築関連の二酸化炭素排出量が多い。本稿ではエネルギー消費や環境負荷に配慮した日本の「環境共生住宅」の手法と台湾の「緑建築」を取り入れ、「風水」に配慮した集合住宅を提案する。具体的には建物を高層化せず地面を掘り下げ、敷地全体に広く住戸配して、壁面や屋上を緑化することで外壁の露出を減らす構造とした。さらに直接住民に効果が体感できるグリーンカーテンなどの仕掛けで、環境共生に対する意識を高めている。

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