著者
小玉 一徳 桑原 宏明
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.63, 2016

本稿は、2015年10月10日(土)-11月23日(月)に開催されたのせでんアートライン妙見の森2015において、設計制作した鉄道沿線を舞台にした移動型インスタレーション作品の実施報告であった。設計制作のねらいとしては、「沿線を移動する」「場面を作る」「人を呼ぶ &minus;駅スタンプ&minus;」という3つのキーワードがあった。実際に設計制作したのは、キャスターのついた箱型のもので、内部に駅スタンプを設置させた装置であった。実際の運用においては、安全面の配慮から、電車の乗車や駅構内の設置場所に制限があったが、仮設の装置が場を変容させ人々に何らかの働きかけを促すことが確認された。 今後も、小さな建築・家具による仮設装置によって、人と空間の関係がどう変化し何を生むのか、設置される場所の力をどう引き出すのか、などその効果ついて実施・検証していきたい。<br>

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こんな論文どうですか? 鉄道沿線を舞台とした小さな家具・什器によるインスタレーションへの取り組み:場を創り出す仮設装置のデザイン(小玉 一徳ほか),2016 https://t.co/AahWdmrDas

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