- 著者
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安武 伸朗
- 出版者
- 日本デザイン学会
- 雑誌
- 日本デザイン学会研究発表大会概要集
- 巻号頁・発行日
- vol.62, 2015
デザインシンキングにおいてグラフィックレコーディング(以下GR)を用いた振り返りやファシリテーションの活用が進んでいる。しかしGRの記録を活用する方法は定まっているとは言えず、記録の目的の明確化や効果の検証、記録品質の評価がなされていない状況といえる。一方、大学教育でアクティブラーニング(能動的学習)の実践が期待されている。本稿ではGRの複数の事例を比較して、表現手法と効果の関係について考察し、出来事をグラフィカルに構造化するプロセスに潜む、アクティブラーニングとしての効果について言及する。