著者
孫 越 マルリン ラマダンバイディラ アルアミン サイクルイマン 川嶋 大介 武居 昌宏
出版者
公益社団法人 日本生体医工学会
雑誌
生体医工学 (ISSN:1347443X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.389, 2017

<p>リンパ浮腫治療においてリンパ浮腫の早期発見は重要課題であり、現状、確立された検出法はない。本研究では、リンパ浮腫の早期段階で細胞間質液に現れるアルブミンのよどみを電気的に検出することで、リンパ浮腫を早期発見する「インピーダンス・トモグラフィ法」を提案する。まず、二電極を利用してリンパ浮腫と正常細胞の電気特性を測定し、アルブミンの検出に最適なパラメータを調査した。この結果をもとに、リンパ浮腫の早期状態を模擬した人体ファントムを用いてインピーダンス・スペクトルの多点計測を行い、ファントムの断面分布画像を取得した。得られた画像には、観察断面のアルブミンのよどみ位置が明瞭に現れており、本手法がリンパ浮腫の早期発見手法として利用できる可能性を示した。</p>

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 電気インピーダンス・トモグラフィーによるリンパ浮腫早期検出の可能性(孫 越ほか),2017 https://t.co/8EqqGKXD5J <p>リンパ浮腫治療においてリンパ浮腫の早期発見は重要課題であり、現状、確立された検…

収集済み URL リスト