出版者
山口県畜産試験場
雑誌
山口県畜産試験場研究報告 (ISSN:02871262)
巻号頁・発行日
no.19, pp.111-119, 2006-03

本県における品種の生育特性と収量を把握するため、飼料用トウモロコシ10品種、ソルガム類12品種及びイタリアンライグラス9品種を2002年6月から2003年5月まで調査した。飼料用トウモロコシの総合評価は、早生品種では、ゴールドデントKD670及び奨励品種であるパイオニアデントセシリアが最も高かった。中生品種では、奨励品種であるゆめそだちが最も高かった。ソルガム類では、乾物収量において奨励品種を上回ったのは、スーダン型ではキングソルゴー及びラッキーソルゴーII、ソルゴー型ではスーパーシュガーソルゴー、兼用・子実型ではマイロソルゴーであった。イタリアンライグラスの倒伏は、早生品種の1番草及び2番草で有意差が見られた。合計乾物収量は、極早生品種では、さちあおば、早生品種では、ニオウダチがそれぞれ多収であった。奨励品種を上回ったのは、極早生品種では、ワセフドウ、ウヅキアオバ、ハナミワセ及びさちあおば、早生品種ではニオウダチであった。今後更に試験を継続し、牧草・飼料作物系統適応性検定試験実施要領に基づき、3年間の成績で評価を行いたい。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 飼料用トウモロコシ,ソルガム類及びイタリアンライグラスの品種比較試験,2006 https://t.co/fJb7NfprAm

収集済み URL リスト