1 0 0 0 OA 譯路乃鈴 5巻

著者
[大曾根佐兵衛] [著]
出版者
出雲寺和泉掾
巻号頁・発行日
1709

ある上方者が故郷を懐かしく思い、芝口で四十ばかりの法師風也と道連れになり、京都まで連れだって旅をする道中記。道中記風の宿場の里程や地理の記述と、主として男が問い風也が答える名所旧跡の由来、古今の戦場の物語、古歌の引用、日常の教訓を交えた読み物。浅井了意の仮名草子『東海道名所記』を手本にしたものと思われる。宝永6(1709)年出雲寺和泉掾の刊。榊原芳野旧蔵。(岡雅彦)