著者
[紀友則, 紀貫之, 凡河内躬恒, 壬生忠岑] [撰]
巻号頁・発行日
1547

古今和歌集の注釈書。巻頭及び題簽には「古今和歌集」とある。『古今和歌集』の古注釈は数多く伝存するが、本書と内容が一致するものは見当たらないようである。誰人かの講義を聞書きした体裁。装訂は綴葉装(列帖装)で両面書写。第1丁は巻第二春歌下の一部で、綴じ違いと思われる。また、第6丁裏、第7丁表は白紙だがその前後の内容は続いている。現在の巻次は巻1~9、16~19、11~15、仮名序の注、巻10、巻20、墨滅歌の順。仮名序の注の後に「此十巻 十九巻已後講尺也/此十巻講尺アリテ序をよめる也/序の已後廿巻アル也」と講釈に関する記述がある。本文には異筆の細字書入がある。また、「天文十六丁未年〔1547〕十二月吉日」の奥書がある。第2丁表と巻末に「門外不出松本道別蔵書」の蔵書印がある。霊学研究家松本道別(1872-1942)のものか。