8 0 0 0 OA 魚の歌合

著者
〔伝木下長嘯子<木下勝俊>//著〕

古活字版。もと鳥、虫を含め「四生の歌合せ」として作られたもの。近世初期の歌人木下長嘯子(1569-1649)の作とされる。擬人化された魚や獣が恋歌の歌合せを行うという趣向で、魚の歌合せは36種の魚貝を左右にわけ15番、獣の歌合せは20種の獣を10番の歌合せにしたてる。和歌と判詞は活字、挿絵は整版により組版している。「中川氏蔵」は蔵書家中川徳基(得樓。1833-1915)の蔵書印。