著者
中粮 勝見 ハンガイ ニャポーラ
出版者
日本測地学会
雑誌
測地学会誌 (ISSN:00380830)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.283-284, 1985

1949年かち1973年にかけて測量されたケニアの1等水準網のうち,リフトパレーをまたぐ環の閉合差が非常に大きい.著者らは,この閉合差は測量誤差だけに起因するのでなく,リフトバレーの地殼変動にも起因するものと考え,水準点の変動量を未知量として網平均した.その結果は,リフトパレーの谷底は年間数cm沈下していることを示している.