著者
南川 幸 ミナミカワ ミユキ Miyuki MINAMIKAWA
雑誌
名古屋女子大学紀要 = Journal of the Nagoya Women's College
巻号頁・発行日
vol.11, pp.63-67, 1965-03-20

"食用担子菌類のfungiのisolationおよびPure cultureの研究の一部として今回はTricholoma matsutake, T.flavovirens, T. aggregatum, Lactarius hatsudake, Balelopsis leucomelas, Sarcodon asperatusなどを試料にfruit bodyからの菌の分離に関して行なった実験結果について報告した.1)一般に培地面に移植したのち,8時間ほどで多くの菌糸が発生をはじめ,6日後には淡白色を呈する菌糸そうが構成される.2)fruit bodyの菌傘部,菌柄部,ひだ部の三部位よりの移植においてはひだ部が最も良好な結果が得られることが明らかになった."