著者
上田 将由
出版者
慶應義塾大学大学院法学研究科内『法学政治学論究』刊行会
雑誌
法学政治学論究 : 法律・政治・社会 (ISSN:0916278X)
巻号頁・発行日
no.122, pp.33-66, 2019

一 はじめに二 そもそも <<近代>> とは? (一) 歴史の展開 : <<再帰性 [reflexivity] >> の永続 (二) クォータ制導入違憲判決から見えてくる <<近代>> : 一にして不可分の共和国の <<終焉>> or <<展開 >>三 フランス共和国における市民 (権) の概念枠組み (一) 市民権概念の困難性 (二) 市民権の含意 : 市民権が語られる三類型 (三) <<特権的側面としてのcitoyenneté>> の類型四 近代成立期のcitoyen-citoyennetéとは? : 革命期憲法諸規定におけるcitoyen概念の三類型 (一) <<一七八九年人と市民の諸権利宣言>> におけるcitoyen概念 (二) <<一七九一年憲法>> におけるcitoyen概念 : フイヤン派思想を反映したcitoyen規定 (三) <<一七九三年憲法>> におけるcitoyen概念 : ジャコバン派思想を反映したcitoyen規定 (四) <<共和暦三年憲法>> におけるcitoyen概念 : ジロンド派思想を反映したcitoyen規定五 結びにかえて