著者
下山 拓流 菅野 裕介
雑誌
研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:21888701)
巻号頁・発行日
vol.2022-CVIM-229, no.2, pp.1-6, 2022-03-03

視線推定はアノテーションコストの高いタスクであリ,応用時と全く同じ撮影環境・方法のもとでデータを集めることは容易ではない.そのため応用時にはドメインギャップが課題となる.従来の教師無しドメイン適応手 法では主にアピアランスの異なるドメイン間での適応を行なっているが,視線推定においてはアピアランスの違いだ けでなく,頭部姿勢分布や視線方向分布の違いもドメインギャップの要因になる.そこで本研究では特徴分離と擬似 ラベルを組み合わせた手法を提案し,頭部姿勢分布や視線方向分布の異なるドメインに対する教師無し適応を行う.そして提案手法が未知の頭部姿勢を含むドメインへの適応に有効であることを実験を通して示す.