著者
佐藤 泰生 佐田富 道雄 堀田 圭之助 中里 見正夫 世古口 言彦
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.46, no.409, pp.1790-1796, 1980-09-25 (Released:2008-03-28)
参考文献数
8
被引用文献数
1 2

第1報で提案した管内気ほう流の運動量と熱輸送の理論を実験値をもとに検討した.運動量輸送に関しては液相速度分布と摩擦圧力損失,熱輸送に関しては液相温度分布と熱伝達係数のそれぞれについて予測値と実験値を比較した結果,いずれもよい一致がみられ,理論の妥当性が確かめられた.本理論により摩擦圧力損失と熱伝達係数の断面ボイド率分布への依存性が定量的に明らかになった.
著者
古川 徹 世古口 言彦
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.52, no.473, pp.199-207, 1986-01-25 (Released:2008-03-28)
参考文献数
13
被引用文献数
1

環状流路内を垂直に上昇する空気-水系二相流の相分布に関する調査を行った。実験には半径比の異なる3種類の環状流路を用いた。まず,環状流路における流動様式について述べ,次いで,断面内ボイド率分布を提示し,流路幅が及ぼす影響について論ずる。調査の対象とした流動様式は気泡流,スラグ流,フロス流およびフロス流領域に近い環状流である。最後に断面平均ボイド率の整理式を導出した結果について報告する。