著者
井田 志乃 山中 敏正
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.60, 2013

本研究では、製品開発のデザインプロセスにおけるデザイナーの役割や必要とされる能力を探るために、実際のデザインプロセスからデザインプロセスタスクを抽出しその特徴を分析した。これまでの研究では、製品ごとにデザインプロセスを分断してデザインプロセスタスクを抽出し特徴を導出していたが、今回はタスク特徴をより明確に比較するために3種類の製品のデザインプロセスタスクを一括して分析した。デザインプロセスを分断して分析した場合と同様に2分法及び数量化理論3類・クラスター分析を用いて分析した結果、プロダクトデザインとGUI系デザインのデザインタスクでは情報収集・分析カテゴリのタスクにおいて特徴的な違いが導出された。