- 著者
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伊丹 純
- 出版者
- 公益社団法人 日本アイソトープ協会
- 雑誌
- RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
- 巻号頁・発行日
- vol.60, no.9, pp.385-392, 2011 (Released:2011-09-29)
- 参考文献数
- 9
- 被引用文献数
-
1
1895年のRoentgenによるX線発見以来100年以上が経過した。放射線治療の歴史は,X線管から加速器への外部照射の発達と,ラジウムをはじめとする放射性同位元素による内部照射が複雑に影響を与えあいながら発展してきたことを示している。また,今日行われている多くの技術の萌芽概念はすでに1960年代までにみられていることがわかり,その実現の基礎を作ったのは物理工学技術の進歩であった。