著者
保坂 務
出版者
国際短期大学
雑誌
紀要
巻号頁・発行日
vol.20, pp.1-10, 2005

コンピュータを用いた自動作曲の一例についてのべる。基本となるメロディを作り出すこと、これに伴奏を付けること、音形を変えて変奏曲を作ることなどを対象とする。音形の変更においては和声上の変位、全音階上の変位、半音階上の変位の3要素を用いて、一般的な記述ができることを示す。音色の選定は各声部の音色組み合わせパタンを用意しておき、その一つを選定するのが良い。音形、音色のランダムな組み合わせを選び自動的に変奏を繰り返すプログラムを作成した。