著者
傳田 紀代美 山口 あづさ 竹重 和明
雑誌
情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.22(1996-ARC-123), pp.1-6, 1997-03-06

VPP300/500においてBLAS (asic Linear Algebra Subprogram)のベクトル化を、富士通HPC本部との共同研究/開発として行った。今回の仕事は、並列ベクトル化LAPACKをVPP300へ実装するための第一歩として位置づけられ、アーキテクチャに最適化したベクトル化BLASを作成して、BLASを参照している数値計算ライブラリLAPACK (inear Algebra PACKag)の性能向上を目指すことを目的としている。アーキテクチャの特性を考慮し、ベクトルレジスタを最も有効に利用するようにソースを改良した。また行列サイズに応じて最も速いアルゴリズムを選択させることで、広い範囲で高性能が得られるようになった。