著者
内村 圭佑 灘本 明代
雑誌
研究報告データベースシステム(DBS)
巻号頁・発行日
vol.2009-DBS-148, no.25, pp.1-6, 2009-07-21

「なぞかけ」 とは 「A とかけて B ととく.そのこころは C+D.」 という定型句に,ある程度の関連性を持った単語を当てはめて楽しむ日本に古くからある言葉遊びの一種である.本研究では Web を利用してこのなぞかけ文を自動生成するシステムを提案する.我々の提案する,なぞかけ自動生成システムは入力単語を A と D とし,各々に関連する単語 B と単語 C を自動抽出しなぞかけを生成する.具体的には,入力された単語 A (名詞) と単語 D (形容詞) から関連する動詞 C を Web より取得する.そして,その動詞と同音異字にある単語 C’ を用いて,それに関連する名詞 B を Web から取得する.単語 A と単語 B との意味距離を Wikipedia を用いて計り,この意味距離が離れているとき,なぞかけを生成する.