- 著者
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南山 宏之
- 出版者
- 社団法人情報科学技術協会
- 雑誌
- 情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
- 巻号頁・発行日
- vol.46, no.4, pp.177-186, 1996-04-01
プレゼンテーションは,受け手が自らの力で「発見」「創作」できる状況を意図的,計画的に送り手が仕掛けることである。プレゼンテーションのポイントは,伝えたい「概念(concept)」「信念(belief)」を,プライマリー・オリジネーションとして創作するその在り方にある。プレゼンテーションの基本フレームは, E.H.エリクソンのアイデンティティ・モデルで説明できる。我々は,「認識スキーマ」「記号とメタファー」「プレゼンツルギー」といった技術を現実世界の経験として磨く必要がある。時代環境変化の中で, 日本固有のプレゼンテーション法の研究教育体系の開発と実現が期待されている。