- 著者
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友廣 信逸
- 出版者
- 奈良大学大学院
- 雑誌
- 奈良大学大学院研究年報 (ISSN:13420453)
- 巻号頁・発行日
- no.12, pp.31-39, 2007
最近、子が親を殺害するといういわゆる親殺しの事件が続発している感があるが、これらの事件を参考に、思春期の少年たちと親の関係、少年たちの心の内面の考察を試みた。こうした少年の親に対する依存と独立の葛藤、父親との関係(父に対する同一化)を考察し、両親の不和や離婚が子に及ぼす影響を指摘した。さらに、こうした事件を防ぐためには、子どもたちの発する信号に、周りの大人が敏感になる必要があると提案する。