著者
古田土 賢一 井川 正治 和田 侑奈
出版者
人間-生活環境系学会
雑誌
人間-生活環境系シンポジウム報告集
巻号頁・発行日
vol.39, pp.157-160, 2015-11-16

睡眠時の寝床内環境は温度33℃±1℃、湿度50%±5%RHが快適な環境と言われている。しかし、こうした温度・湿度の測定についても測定部位がまちまちで、寝床内の環境としては信頼性に欠けるように思える。寝床内環境の測定に関しては基準が無く、測定部位についても曖昧である。今回、「ひと」を介して寝床内の熱分布を測定し、寝床内環境と考えられる温度域、及び時系列における熱分布の変化について検討した。結果は以下の通りである。寝床内の温度測定の結果、身体より10cm以内の部位を測定する必要がある。ゆえに、測定点は被験者の体型に添って部位決定をしなければならないことが示唆された。