著者
石黒 浩 岸 英輔 吉無田 剛
雑誌
デジタルプラクティス (ISSN:21884390)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.5-10, 2017-01-15

2015年の4月から半年間にわたって放送された日本テレビの番組「マツコとマツコ」は,テレビ史上発の,アンドロイドがホスト役を務めるアンドロイドの可能性検証番組であった.この番組は視聴率や評判として成功しただけでなく,ギャラクシー賞なども獲得し,テレビ史上にその名を残した.この番組の主な目的は,アンドロイドやロボットがテレビの世界や実世界でどのような役割を果たすかを検証することであったが,本稿ではその監修を務めた石黒と,製作に携わった岸と吉無田がその検証の結果を議論する.