- 著者
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和辻哲郎 [著]
- 出版者
- [製作者不明]
和辻哲郎(1889-1960)は大正、昭和時代の哲学者。兵庫県出身。東大教授。独自の倫理学体系を形成するとともに文化史家、思想史家としても多くの著作を残した。本書は『思想』昭和4年4月号に発表された論文「風土」の原稿である。所々に加筆訂正のあとが見えるが、和辻は草稿を準備せず「ぶっつけに決定稿を書く人」だったという。論文は後に改稿され単行本『風土―人間学的考察』(昭和10年刊)の第1章「風土の基礎理論」となった。布川角左衛門旧蔵。他に当館は和辻夫人より寄贈された手書き原稿、ノート類82点を所蔵する。