著者
団野 晧文 宮里 満 石黒 悦爾
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿兒島大學農學部學術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.183-187, 1982-03-19
被引用文献数
2

上部と下部にそれぞれ5本の紫外線灯を装着した紫外線照射装置(2号機)を試作し, 上下両方向から同時にしかも均一に照射できるようにした.紫外線照度計を用いて, 2号機内の紫外線線量率の垂直分布および平面分布を測定した.2号機内の線量率は上部の紫外線灯5本を点灯すると6.66〜2.31mW/cm^2となり, 距離に反比例して減少した.酵母菌に対して, 2号機を用いた紫外線照射とガンマーセルGC-40を用いたCs-137のγ線照射を行った.紫外線照射より得られた生存曲線は, γ線照射により得られた生存曲線と同様にシグモイド型となった.D_<10>値はSacch.cerevisiaeでは11.32mW・sec./cm^2,Candida utilisでは13.17mW・sec./cm^2となった.