- 著者
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丸地 康平
今井 健男
太田 暁率
片岡 欣夫
- 雑誌
- 研究報告ソフトウェア工学(SE)
- 巻号頁・発行日
- vol.2009-SE-166, no.18, pp.1-8, 2009-10-29
派生開発では,既存のテスト資産を活用しテストケースを作成する.ゆえに,テスト工程の質を保証するには,テスト資産のテストケースの不足や冗長を見つけるテストケース評価技術が重要となる.ミューテーションテストはテスト評価技術であり,テスト削減に有効であることが知られる.しかし,時間コストを要する技術であり,システムテストへの適用は困難である.本稿では,派生開発のシステムテストに対し,ミューテーションテストの適用方法を提案する.適用実験により,提案方法がミューテーションテスト自体に要する時間の削減や,テストケース不足の発見に有用であることを示す.