著者
孫 輝
出版者
関西学院大学
雑誌
KGPS review : Kwansei Gakuin policy studies review
巻号頁・発行日
vol.7, pp.25-42, 2006-10

本研究は広告に関する先行研究は今までどのような研究状況になるのかを目的として広告研究を支援する吉田秀雄記念財団の助成研究論文及び他の関連する研究に対する調査を行った。その結果,広告に関する国際比較研究は広告研究全体の数パーセントを占めている。比較対象とされた国は,欧米中では,アメリカが多かった。アジアでは,台湾と韓国が比較的多く選ばれている。ほぼ同様のテーマを,調査対象国を変えて研究するというようなパターンも多く見られた。日申両国間の国際比較研究は,媒体からすれば,テレビ・コマーシャルの比較研究は多いが,自動車広告の日中比較研究についてはは殆ど見られないということが明らかになった。