著者
安岡 顕人
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.50, no.12, pp.891-896, 2012-12-01 (Released:2013-12-01)
参考文献数
36

食品に含まれるポリフェノールのなかには何らかの生理活性を示すものがある.多くの場合,その作用機構は抗酸化活性で説明されてきたが,特定のタンパク質との相互作用が報告されているものもある.本稿では,特に食品ポリフェノールによる核内レセプターの活性化と,その結果生じる代謝調節作用について概説する.