- 著者
-
中部地域大会実行委員会
- 出版者
- 経済地理学会
- 雑誌
- 経済地理学年報 (ISSN:00045683)
- 巻号頁・発行日
- vol.52, no.1, pp.36-44, 2006
2005年度の経済地理学会中部地域大会は10月30,31日の両日,経済地理学会が主催し,名古屋地理学会の共催,中部大学人文学部歴史地理学科の後援で中部大学人文学部を会場として開催された.30日の午前中は中部支部の例会として産業,都市,交通,人材,行政の5つの分野にわたって5人の一般発表があった.いずれも午後のシンポジウム「21世紀・中部圏のビジョンを語る-豊かで魅力ある地域をめざして-」にかかわらせた発表であった.シンポジウムではまずコーデイネーターの中藤がシンポジウムの趣旨と視点を述べた後,矢田会長の基調講演「自立圏域連帯型国土構想」があり,そのあと5人のパネリストによるパネルディスカッションが行われた.このシンポジウムには会員,学生,一般市民など130人あまりが参加した.31日は「中部圏の産業基盤と中部国際空港」のテーマで巡検が行われ,37人が参加した.晴天に恵まれ,巡検としては最高の天気であった.なお,大会を開催するにあたって実行委員会が組織され,主として一般発表とシンポジウムは中部大学の関係者で,巡検は名古屋地理学会の関係者が担当した.