著者
宮部 芳照 阿部 正俊 小島 新
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿兒島大學農學部學術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.245-248, 1979-03-19

さとうきび脱葉機開発のための基礎資料として, 蔗茎の節位別衝撃抵抗について測定を行った.その結果は次のとおりである.1.蔗茎の節位別衝撃エネルギは梢頭部から根部の方へいくに従って増大し, 第12節位は2.14(kg-m)(標準偏差σ=0.05kg-m), 第18節では3.76(kg-m)(σ=0.09kg-m)であり, 約1.8倍の増加を示している.節位と衝撃エネルギの間には極めて強い相関関係がある(相関比η_<r1>=0.98).2.蔗茎の節位別衝撃抵抗値は梢頭部から根部の方へいくに従って増大し, 第12節位では0.54(kg-m/cm^2)(σ=0.04kg-m/cm^2), 第18節位では0.71(kg-m/cm^2)(σ=0.04kg-m/cm^2)であり, 約1.3倍の増加を示している.節位と衝撃抵抗値との間には極めて強い相関関係がある(相関比η^<r2>=0.87)