著者
山田 兼尚
巻号頁・発行日
2006-03

【報告書構成】成人を対象に実施した質問紙調査について、1)調査実施の概要、2)調査結果の概要、3)調査結果の分析、4)性別・世代別クロス集計表、自由記述、調査票を収録している。併せて、報告書IIIは、30代後半から80代まで継続的な仕事を持ち元気に活躍している(していた)人々を対象に、成育歴、転機、学習歴、人生観などを聴取した面接調査(男性5名、女性29名)の結果も掲載してある。さらに、インタビューを担当した委員による、座談会の記録も収録した。【調査概要】調査は、平成17年3月に30-40歳代の社会人男女2,000名を対象に実施された。質問項目は、1)性別、年齢、勤務体系(常勤、非常勤、パートタイマー、専業主婦(夫))、職種、最終学歴、進学理由、2)(職業に就いている者のみ)現在の職業に就いた契機、現在の仕事が理想の仕事かどうか、転職希望・理由、3)離職・転職経験の有無、4)生きていく上で必要な資質・能力と身につける場所(家庭・学校・職場・地域社会)、5)自分の性格、6)やりたい学習の有無と学習希望内容、7)満足度、8)職業観、9)内容別帰属意識を持つ場、10)人生設計の有無、11)社会観、12)ライフコース、13)子どもの有無、14)(子どものいる者のみ)子どもの数、第一子の性別、生年月、通学学校歴(国立・公立・私立)、第一子の性格、将来の進学先の希望、子どもに何のために働いて欲しいか、進路・就職観、子どもとの会話内容、子どもに向いている職業についての認知、などから構成される。【目次】I.調査の概要1.調査実施の概要2.調査結果の概要(山田兼尚・岩崎久美子)II.質問紙調査分析結果1.社会人の職業意識と進学時の重視事項(椎名久美子)2.人生に必要な資質と能力の形成(立田慶裕)3.満足感の背景(山田兼尚)III.インタビュー調査分析結果1.高齢者のライフ・ヒストリーからみる仕事:働く動機しての生活危機と生きがい(別府明子)2.女性の中年期における再就職を規定する要因(岩崎久美子)3.転職経験を肯定的にとらえている男性に共通する要因(藤田博康)IV.座談会:生き生きと活躍している職業人のインタビュー調査を振り返って(藤田博康・別府明子・中野洋恵・小川待子/岩崎久美子(司会・編集)資 料1 質問紙調査クロス集計表2 質問紙調査自由記述3 質問紙調査票