著者
山脇 功次 Yamawaki Koji
出版者
宇宙開発事業団
雑誌
NASDA English Translation
巻号頁・発行日
pp.1冊, 1997-12-26

GPSの実用面での進歩は、衛星航法およびGPS受信機を広く知られた言葉にした。また、その技術はほとんどの分野で利用できるようになった。しかし、衛星航法の原理に関する教育的・解析的文書、測位の種々の方法および測位精度評価の基本理論に不足がある。ここでは、衛星航法の原理を良く理解するために討議した。本報では、GPS測位装置を将来の必須システムと予測し、シミュレーション結果を導いた。最初に、原理を討議し、衛星航法を定式化した。後半で、衛星航法の典型的例により、精密測位および地上支援との関係について調べた。また、衛星航法研究の原点である非同期測位および時計同期測位のための理論的適合性を求めた。また、重み係数を変数として用いる最小自乗測位法についても調べた。