著者
工藤 ゆかり
出版者
帯広大谷短期大学
雑誌
帯広大谷短期大学紀要 (ISSN:02867354)
巻号頁・発行日
no.53, pp.19-25, 2016-03-31

保育の質の向上が求められている状況下にあるが、幼児にとっての遊びの意義の捉えも実際の保育実践も様々である。そこで、自身の保育実践を振り返り、幼児の遊びの意義、遊びの充実と保育者の援助との関連性について検討を行った。幼児は、興味・関心に基づく遊びに自発的に取り組み、没頭する中で必然性のある学びを得る。モノや人と存分にかかわることの出来る時間や空間の保障、1つ1つの遊びが関連づくような配慮、1人の遊びが周囲の幼児に広がるような保育者の援助が必要であり、遊びの充実には保育者の援助は大変重要であるといえる。