著者
豊川 哲也 湧田 裕子 市場 俊雄
出版者
沖縄県工業技術センター
雑誌
研究報告
巻号頁・発行日
no.6, pp.65-91, 2003

本研究では、県産資源の機能性を活用した製品の品質管理指標を作成するために、ニシヨモギ、バンジロウ、リュウキュウヨモギ、カワラヨモギ、オトコヨモギおよびボタンボウフウの最適栽培条件、機能・成分相関、機能定量法について検討した。植物が発揮する機能性は、栽培条件により大きく変化することが認められた。特に収穫時期と日照条件は機能性に大きく影響する因子であると考えられた。機能・成分の相関に関しては、マルターゼおよびスクラーゼ阻害活性に関与する成分がポリフェノール類であることを明らかにし、各ポリフェノール類の阻害活性に対する重要度を寄与率で算出した。機能定量法の開発では、HPLCを用いて成分量を直接測定する方法、フォーリン・チオカルテ法を利用した吸光度法および目視法を開発した。
著者
照屋 正映 市場 俊雄 喜屋武 裕子
出版者
沖縄県工業技術センター
雑誌
研究報告
巻号頁・発行日
no.5, pp.85-90, 2002

沖縄の薬用植物資源について、その生物情報や化学情報、薬理情報を体系的に調査、整理し、「沖縄薬草データベース」の作成を行った。作成に当たっては、検索エンジンにXML文書全文検索エンジンシステムを使用し、また「生物情報」、「化学情報」、「薬理情報」、「論文情報」などの各カテゴリ別にサブシステムを持つ構造とした。さらに、カテゴリ間の連携に重点を置き、各サブシステム間で容易に移動ができる検索システムとした。本データベースには、現在、237の薬草について情報が登録されており、平成15年3月よりインターネット上で公開している。