著者
城塚 正 戸上 貴司 広田 正昭
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学
巻号頁・発行日
vol.34, no.10, pp.1072-1079,a1, 1970

固液抽出の機構を人工担体のモデル系とピートを用いた応用例について実験と理論の両面より検討した。固体内の有効拡散係数を測定し, これが一定の雛値として取り扱えることを示した。多孔質板充填層の出口濃度を表わす理論解を導き数値解を得た。多孔質板充填に伴う拡散の阻害比を実験的に求め出口濃度の補正法を示した。充撰層による実験を行ない, これが数値解とよく一致することを示し, 固液抽出の理論的取り扱いの可能性を示した。