著者
戸田 貴弘 矢野 賢一 寺嶋 一彦
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2002, 2002

鋳造業における注湯作業は高温で危険であるにも関わらず自動化が遅れている。今回開発した自動注湯ロボットは, 搬送時には, スロッシングを発生させないで取鍋を搬送する。注湯時には, 鋳込み速度を向上させるため, 湯ロカップ内の液体を短時間で高いレベルまで立ち上げ, 保持する。取鍋の重量と傾動速度から, 流量予測制御により目標注湯量となるように湯切りをおこなう。また, 湯切り時にもスロッシングを抑制する。これらの一連の制御を研究室レベルの実験装置に適用して, 有効性を示す。