著者
長島 潜 折田 昭三 窪山 和男
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.38, no.8, pp.378-382, 1989-08-05
被引用文献数
8 3

サプレッサー型のイオンクロマトグラフ(IC)に親水性ポリメタクリレート系カラムを用い,加温条件下での溶出挙動を検討したところ,ヨウ化物を含むハロゲン化物及び硫酸イオンを良好に分離することができた.この方法と酸素フラスコ燃焼法とを組み合わせるか,あるいは試料溶液をそのまま導入して解離型のみ測定する方法により,有機化合物中の4種のハロゲン及び硫黄の一斉分析法を確立した.燃焼の際の吸収液には希アルカり溶液を用い,4種のハロゲン分析では少量の抱水ヒドラジンを,ヨウ素を除くハロゲン及び硫黄の分析には過酸化水素をそれぞれ添加した.本法の分析結果は許容誤差 (±0.3%)以内であり,有機元素分析法として十分満足できるものであった。