著者
早川 裕真 浅野 哲夫
雑誌
研究報告アルゴリズム(AL)
巻号頁・発行日
vol.2015-AL-152, no.8, pp.1-8, 2015-02-24

近年では社会の複雑化に伴って,より巨大なグラフに対する最短経路問題の解決が求められるようになってきている.しかし,巨大なグラフに対する最短経路問題を実際に計算機上で解くためには,グラフの大きさに比例した多くのメモリが必要になる.本研究では,平面上の最短経路問題を解く実用的でメモリ効率の良いアルゴリズムの開発を行う.また,現場では障害物をある対価を払って通過することがあり,そのような障害物に重みがついている場合への拡張も行う.