著者
明田 修 天野 貴文 内田 裕丈
出版者
Geographic Information Systems Association
雑誌
GIS-理論と応用 (ISSN:13405381)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.23-28, 2007-06-30 (Released:2009-05-29)
参考文献数
4
被引用文献数
3 2

In this study, the analysis system of evacuation action at the time of flood was developed using GIS. The system applied the network analysis which considers multiple refugees and shelters simultaneously and searches the shortest paths through the network links from halfway of the links. Moreover, the evacuation action was simulated in detail by linking network analysis and flood analysis. As a result, it was shown that the analysis system is applicable to plan suitable evacuation routes and shelters, and enlighten the residents on the importance of early evacuation.
著者
福田 泰平 明田 修平 瀧本 栄二 齋藤 彰一 毛利 公一
雑誌
コンピュータセキュリティシンポジウム2017論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, no.2, 2017-10-16

Androidアプリケーション(App)には,外部モジュールを組み込んだものが多い.外部モジュールには,個人に関する情報を無断で外部へ送信するものが存在し,これによって情報漏えいにつながる可能性が指摘されている.この実態を明らかにするために,JDWPを利用した動的解析ツールを構築し,マーケットに存在するAppを対象に外部モジュールによって実際に外部へ送信された情報を観測した.その結果,ハードウェア識別子を送信する外部モジュールの存在やAppが送信する個人情報の傾向が外部モジュールの利用状況に影響することが明らかとなった.本論文では,これらモジュールによる利用者情報の取得・送信状況の実態について報告する.
著者
中島 将太 明田 修平 瀧本 栄二 齋藤 彰一 毛利 公一
雑誌
コンピュータセキュリティシンポジウム2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.2, pp.526-533, 2016-10-04

マルウェア対策では,マルウェア解析が重要である.一般的にマルウェア解析は,動的解析,静的解析の手順で行う.しかし,現状では動的解析の結果が,静的解析作業と十分に連携できているとは言えない.特に,動的解析時に記録した API 呼び出し情報と逆アセンブルコードを対応付けていないため,静的解析時に実行時の API 呼び出し情報を活用できていない.また,静的解析を行うためには,実行時にのみ展開されるコードを取得する必要がある.そこで,動的解析時の API 呼び出し情報と,メモリ上のマルウェアのコードを取得し,静的解析を積極的に補助する手法を提案する.本論文では,Alkanet と IDA を連携させた静的解析補助手法について述べる.