著者
星見 清晴
出版者
地学団体研究会
雑誌
地学教育と科学運動 (ISSN:03893766)
巻号頁・発行日
no.7, pp.1-10, 1978-07-25

「山陰」という言葉から思い浮べられるイメージは暗い.どんよりした空,ふきつける季節風,降り続く雪.たしかに山陰の冬は長く,きびしい.だが,この厳しい自然がまた山陰にすばらしい自然をつくり出した.豊かな自然に恵まれている山陰ではあるが,機械力を使っての開発の波がおしよせ,人間と自然のかかわりあいが問題にされ始めた.地学団体研究会第32回総会が鳥取で開催されるにあたり,鳥取の自然と人間のかかわりあいをここに紹介したい.