著者
李 為達 日永田 智絵 長井 隆行
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第33回全国大会(2019)
巻号頁・発行日
pp.3K4J203, 2019 (Released:2019-06-01)

現在普及に及んでいる人との会話を目的とした対話システムの殆どは会話文の文法の構成を着目点として処理を行っている.しかし,人間同士で会話を行うとき,人は無意識に感情を働かせたり過去の会話や自分の知識に基づいて相手に対する返答を行う.今回は人が会話を行うときに使用すると推測される感情の変化やその人個人の経験などを会話の一つの潜在要素として使用したときの対話システムの話し方の変化について検証を行った.今回の対話システムはある程度の会話の継続性に意識をし、会話を続けることができた.