著者
板東 慶一郎
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2004

学校での音楽教育において,読譜指導の欠落により,学校生徒たちの読譜能力が低下している問題が挙げられる。楽譜が読めない事は,音楽から興味を無くす原因の一つである。基礎の定着を図らなければならない小学校から中学年までの期間での積極的な読譜指導の導入が重要となるのである。しかし,教育制度の変更に伴い,音楽の授業時間自体が削減され,読譜指導に割ける時間も少なくなったのも事実である。これらの問題を解決するためにも,授業に効率的に導入できる読譜指導方法が必要となる。そこで,楽譜認識を活用した演奏支援ソフトウェアのプログラム作成を試みた。