著者
柳井 謙一
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.56, pp.C19-C19, 2009

近年、日本では若者の孤立が社会問題としてあげられる。それを解消するために、本研究では自由度の高い身体活動に優れたダンスに注目した。ところで近年日本ではブレイクダンス等の新しいダンスが、若者の間で人気となっているが、実際に活動できているのは一握りであり様々な障壁があると考えられる。ダンスを推進することで若者が持つ心の問題をやわらげ、明るい未来につなげていくことができるのではないだろうか。本研究の目的は、日本人の若者が抱くダンスに対する問題点を明らかにし、それを解消する具体的な支援を提案することである。対象とするダンスは、若者に受け入れられやすいブレイクダンス、エレクトロダンス等の新しいものとする。手順として、まずインタビュー予備調査を行い有効な調査方法を検討する。次にダンスに馴染みのある国に及び馴染みの浅い国である日本の調査を行う。調査の上でカルチャーセンタードデザインという観点から、国の文化を考慮した有効な調査法も検討する。また既存のサービスや製品調査も行っていく。以上の調査から得られた情報を比較検討し、具体的なデザインの提案を行っていく。