著者
渡邊 仁史 森 智志 庄司 有理
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 第29回廃棄物資源循環学会研究発表会
巻号頁・発行日
pp.87, 2018 (Released:2018-12-03)

近年、し尿・浄化槽汚泥(以下、「し尿等」という。)の処理について、し尿処理施設ではなく、下水処理場において共同処理する事例が増えている。一般的にし尿処理施設は、主処理(水処理)工程の規模をもって施設規模としている事例が多いが、下水道投入を行う場合の処理フローでは、主処理工程を持たない施設が多い。し尿処理施設は、し尿等が車両収集により行われることから、搬入時における必要施設能力、施設稼働日あたりの能力、下水道へ希釈放流する場合の下水道投入量等、いくつかの考え方がある。本稿は、下水道と共同処理するし尿処理施設(し尿等投入施設)の施設規模の考え方について考察した。